「GPD WIN Max 2」情報解禁!CPUはインテル版とAMD版を搭載か

GPD WIN Max 2の詳細情報が解禁となりました。
2022年夏ごろに発売予定のGPD WIN Max 2は、インテル版とAMD版が予定されているようです。

インテル版とAMD版、搭載スペックは…

インテル版は、第12世代 インテル® Core™ i7-1280Pを搭載。Pコア/Eコア設計、16コア/20スレッド、24MB L3キャッシュ、最大ターボ周波数は4.80GHz、TDP 20W、最大64Wといった、最上位のSKUを搭載します。

第12世代インテルのEコアは、性能的には大きくスポイルされておらず、第11世代の標準コアに近い性能ですが、消費電力はより少なくなっています。 PコアとEコア間のスケジューリングは、スレッドディレクターと呼ばれるスキームが採用されています。ハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実装されていますが、連携するには必ずWindows 11のタスクスケジューリングが必要になります。つまりWindows 11は実際にはインテルのPコア/Eコア向けOSと言ってもいいでしょう。

内蔵GPUは、インテル® Iris® Xe Graphics G7、96EU、768ストリームプロセッサであり、従来から改善されていないと思われるかもしれません。ですが、実際にはメモリとバス両方の帯域幅が改善されており、GPU性能は50%近くも向上します。これまで発揮できなかったGPUコア性能はフルに発揮され、過去2年間の大作ゲームのほとんどは、1080Pの解像度において60fpsで実行できます。

AMD版は、皆さんが待ちに待ったAMD Ryzen™ 7 6800Uを搭載します。Zen 3+アーキテクチャ、8コアと16スレッド、最大4.7GHzのターボ周波数、16MB L3キャッシュを備えています。また、Zen 2とZen 3を比較して、Zen 3+ではTDPが改善されています。最大28Wで駆動し、30Wで実質的に性能の上限にあたります。

内蔵GPUは、RDNA2アーキテクチャ、12CU、768ストリームプロセッサで構成されるAMD Radeon 680Mであり、そのパフォーマンスはMX450と同等です。1080Pの環境下では、過去2年間の大作ゲームのほとんどは、45~60fpsで実行できます。

メインメモリは、16GBと32GBの2種類を用意。インテル版はLPDDR5-5200MT/s、AMD版はLPDDR5-6400MT/sとなります。ストレージは、いずれのバージョンも1TB SSDと2TB SSDの2種類があり、PCIe Gen3 SSDを標準で搭載します。

10.1型超狭額ベゼルのネイティブスクリーン!

今回GPD WIN Max2は、ネイティブスクリーンを備えた超狭ベゼル設計を採用。これにより古いゲームとポートレート液晶の互換性問題が解消されます。デフォルトの解像度は、1920×1200ドットで、最大解像度は2560×1600ドットまで対応します。
画面は10点マルチタッチをサポートし、アクティブスタイラス、4096レベルの筆圧感度、オリジナルの手書きをサポートし、Surfaceペンと互換性があります。
内蔵カメラはヒンジの中央に搭載しています。

「なぜ従来製品の液晶を1080pにしなかったのか」と思われるかもしれません。 それはCPU内蔵GPUをベースとしながらも、ゲームをよりなめらかにプレイできることを最重要課題とし、ハンドヘルドコンソールを設計したからでした。前世代のGPUは、1280×800ドットが最も滑らかで、1280×720ドットがさらにより良かったからです。

プロセッサが刷新され、GPUのパフォーマンスが向上したことにより、今世代では最終的に1080p/60fps以上のゲームをプレイできるようになりました。つまりこの設計目標を達成したからです。

キーボードとジョイスティックを新設計。ホールロッカーを初採用、無極性、超リニア、デッドゾーンなし!

新デザインのWASD付きQWERTY配列のキーボードは、標準的なキーボード配列に準拠しています。ジョイスティックは沈胴式を踏襲しますが、ホール効果センサーのものを採用することで、革新的なデザインとなりました。これは無極性でデッドゾーンがなく、押下にも対応します。ショルダーボタンはアナログトリガーを搭載しました。さらに、デュアル振動モーター、3+3軸ジャイロセンサー(6軸設計)など、様々な特徴を備えています。

また、人間工学的に基づいてデザインされた、マグネット吸着式の2つのジョイスティックカバーを備えました。未使用時はジョイスティックを覆い、ゲームプレイ時には、カバーを本体背面に収納できます。下の写真は、2つのカバーでコントローラを覆った際のものです。

さらに、GPD WIN 3の設計に基づき、2つのマッピング可能なバックキーが追加されています。

インテル版、AMD版ともに、外付けのグラフィックドッキングステーションを使ってゲームをプレイすることが可能

右側には、読み取りおよび書き込み速度が10GbpsのUSB 3.2 Gen2ポートが2つあり、背面にはヘッドホンジャック、USB 3.2 Gen2、HDMI 2.1、Thunderbolt 4(AMD版はUSB4)、フル装備のタイプCポートの順で並んでいます。

USB4の仕様が拡張グラフィックスドッキングステーションのサポートを開始したことは重要なポイントです。つまり、インテル版ではThunderbolt 4、AMD版もUSB 4ポートで、外付けのドッキングステーションを使って快適にゲームを楽しむことができるのです。

SDとmicroSDの高速メモリーカードをサポート

SDスロットとmicroSDスロットがあり、SD 4.0バスプロトコルのSDカードを使用することにより、最大300MB/sの読み取りおよび書き込み速度を達成でき、容量も最大2TBまで拡張が可能。A2レベルのmicroSDXCカードは、最大160MB/sの読み取りおよび書き込み速度で、こちらも最大2TBまでサポートしています。もちろん以前の仕様のSDやmicroSDカードとも互換性があります。

デュアルM.2カードスロットで容量無制限拡張!4G LTEモジュールでいつでもゲームをプレイできる

内蔵のM.2 2280 SSDに加えて、背面の裏蓋を取り外さず、簡単にM.2 2230 SSDを追加することができるようになりました。NVMeに準拠し、読み取りおよび書き込み速度に制限はありません。カバーの取り付け・取り外しは、GPD WIN2と同じです。

4G LTEモジュールを搭載。これは標準搭載ではなく、オプションのカスタムモジュールで別途購入が必要になります。SSDと同じように取り付け・取り外しは簡単に可能です。

電源ボタンが側面に変更され、指紋認証採用しワンタッチでON/OFFに対応!
今回、電源ボタンが側面に移動したことで、ワンタッチでサッと電源のON/OFFやロック解除ができるようになり、より便利になりました。
筐体は、6061アルミニウム・マグネシウム合金をA/B/C面に採用。また、D面はABS合成樹脂を採用し、不快な熱が手に伝わってしまうことを防ぎます。

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※公表CPU、GPUは現段階での予定であり、確定事項ではありません。発売時に変更になっている場合がございます。ご了承くださいませ。